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Star5 CUPを運営すると言う事。僕の考え方。


5/24 つま恋カートコース大会の決勝レース中に、参加ドライバーさんが救急車で病院に搬送されると言うアクシデントが発生しました。搬送先病院での検査の結果、幸い大事には至らずホッとしましたが、今回の出来事をきっかけに、Star5 CUP主催者として、僕の考え方を再度お伝えしておきたいと思いました。

長文ですが、これからStar5 CUPに参加してみようかな?と言う方はもちろん、既に参加いただいている皆さん、モータースポーツに興味をもたれている方にも一読いただければ嬉しいです。

レース中のアクシデントは、誰が良い・悪いと言う事が大切なのではなく、モータースポーツである以上、いつでもどこでも誰にでも起こりうる出来事であり、すべてのドライバーはそのリスクを理解した上でドライビングする必要がある、と言う事だと思っています。

アクシデントはいつも一瞬の出来事であり、一度そうなり始めてしまうと、どんなに技術があるドライバーでも、それを回避する術はほぼ残されていません。

そしてそれは、レンタルカートでも、レーシングカートでも、フォーミュラカーでも、ツーリングカーでもまったく同じです。

僕もこれまで、色んな悲しいアクシデントを目の当たりにし、時には自分の身でもそれを経験して来ました。

痛い、怖いのは嫌ですよね?

自分の身には降りかかって欲しくないですよね?

でも、モータースポーツは好きで好きでたまらないですよね?

だからこそ、起こってしまったアクシデントから何を感じ、何を考え、どんな行動を起こすか。

そうやってスキルやメンタルを磨いて行く事で、非日常的なスピードとプレッシャーの中で誰かと競争し、喜びを得る事が出来るのだと思います。

それはドライバーの立場でも、主催の立場でもまったく同じです。

Star5と言うショップオーナーになる前、前職の頃から僕はこの考え方で活動して来ました。

「台数が多すぎる」「企画に無茶がある」「ペナルティーの基準が甘すぎる」「やったもん勝ちの無法地帯」

そう言ったお声が耳に届く事もあり、それらはすべて、貴重なご意見として真摯に受け止めさせていただいています。

しかし、「台数を減らそう」「75点狙いの無難な企画を立ち上げよう」「毎コーナーでオフィシャルさんに目を光らせてもらおう」「やったもんには問答無用で罰を与えよう」などとは、微塵も思っていません。

だってそれ、レースですか? 本当に皆さんが求めているレースですか? 参加したいレースですか?

僕は違うと思っていますし、そう信じています。

お金やイメージアップの為。

本当にそれがStar5 CUPを運営する目的なのでであれば、主催レースなんて開催しません。

私利私欲の為に、多かれ少なかれ危険が伴うモータースポーツに、大切で大好きな皆さんを巻き込む事など、あってはならない事なのです。

毎戦、コースインして行く参加者の皆さんをコントロールタワーから見送るとき、実は怖くて怖くて仕方がありません。

どうか無事で、どうか笑顔で帰って来てください、と願っていると、いつも決まって泣きそうになります。

そして、「こんな思いをするなら、主催レースなんて二度とするか!」と、いつも思います。

でも。

Star5 CUPを通じて皆さんと、嬉しいや悔しいを共有し続けたいので、まだまだ続けて行きます。

今日起こってしまったアクシデントも、皆さんのご意見も、主催者としての経験も、1mmも余すところなく吸収して改善して、次に向かいます。

だって、やっぱりモータースポーツが大好きですから。嫌いになる自信がまったくありませんから。

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