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2016年9月11日  Star5 CUP 東日本シリーズ

スピードパーク新潟大会 フォトギャラリー

Photo by 後藤純

​二人だけの世界

​シリーズチャンピオンが決定する今大会、前戦終了時点のシリーズポイント見ると、川福健太が圧倒的優位に見えるものの、Star5 CUPは8戦中6戦の有効ポイント制が採用されている事から、絶対優位とは言えない状況であった。今大会の結果次第では複数人にチャンピオン獲得の権利が残されており、まさに最終決戦と呼ぶのに相応しい舞台が揃ったと言えるだろう

そんな、権利を有するドライバーの中でも最もチャンピオン獲得に燃えていたのが、「追う者」である、金沢太景であったと僕は感じている。
チャンピオン争いの結果はご存知の通りだが、「前でゴールした者がチャンピオン」と言う状況を痛い程理解している、川福と金沢の闘志剥き出しの走りは見るものを釘付けにした。トップ争いではないのに釘付けにした。それは、カメラマンである後藤 純も同じだったようだ。

日曜日の楽しいサンデーレース。そんなコンセプトでは、この表情や空気感は絶対に出てこない。

そんな空気感を集めた作品達。是非じっくりと1枚1枚、時間をかけて鑑賞を楽しんで欲しいと思う。

やっぱりモーターレーシングは1位を目指すからこそ、真剣にもなるし、悔しい思いもするし、なによりも楽しいんだと改めて認識させられて1戦だった。チャンピオンは1人だけだが、このレースを作り上げた全参加者が勝者だと僕は思ってる。そしてそれが誇らしい。

​後半には「楽しい日曜日を過ごすポンコツ主催者」の様子を、思い出の1ページとして収録しました。

2016年9月13日

​高崎保浩

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